
運動を始めるなら、今の自分にできる活動と、生活に合う時間を選びましょう。このガイドは、成人が日常の身体活動を計画するためのものです。病気や痛みに対する運動処方ではありません。
1. 最初の計画は小さく、具体的に
「もっと運動しよう」ではなく、時間と場所を書いてみます。たとえば昼食後、職場の近くを少し歩く計画です。5分や10分から試すと、始めるきっかけになります。ただし、すべての人に共通する運動目標でも、特定の結果を約束するものでもありません。
その時間や場所が自分に合っていたか、短く記録して次の計画に生かしましょう。楽しめて、今の能力に合う活動を選びます。CDC:成人が身体活動を増やすには
2. 成人向けの活動指針を、目指す方向として使う
CDCの一般的な成人向け指針は、週に少なくとも150分の中強度の有酸素活動、75分の高強度の活動、または同等になる両者の組み合わせを勧めています。加えて、主要な筋群を鍛える活動を週2日以上行うことも含まれます。有酸素活動は、短い時間に分けて一週間に振り分けられます。CDC:成人の身体活動の概要
初日からこれらの数値に達する必要はありません。現在の活動量と、健康状態の許す範囲から始めましょう。
CDCは18〜64歳の成人と65歳以上を区別し、65歳以上にはバランスを高める活動も含めています。妊娠中、出産後、障害や慢性疾患がある場合は、その状況に対応する指針を参照し、個別の必要性も考えてください。CDC:対象別の活動指針
3. 同じ道を歩いても、感じる負担は人それぞれ
中強度の簡単な目安は、会話はできるものの、歌うのは難しい程度です。高強度では、数語話すだけで息継ぎが必要になります。あくまでおおまかな確認法であり、同じ速さでも体力や健康状態によって感じ方は異なります。CDC:身体活動の強度を測る
ゆっくりした散歩も、中強度に当てはまらないからといって記録から外す必要はありません。軽い活動と中強度の活動を分けて記録すると、一週間の様子を把握しやすくなります。
4. 筋力を高める活動も取り入れる
歩くことは、有酸素活動を始める方法の一つです。筋力を高める活動には、抵抗バンド、重り、自分の体重を使う運動などがあります。適した動きや負荷は、今の能力によって変わります。慣れない動作はやり方を学び、強度は徐々に上げてください。CDC:有酸素活動と筋力づくりの例
5. 忙しい日の代案を用意する
長い時間を取れないときは、一日の短い空き時間や、移動の一部を歩く機会を探してみましょう。天候や経路が適さなければ、屋内の方法を考えます。次の三点を書くと、計画が具体的になります。
- いつ:昼食を終えるなど、すでにしている行動につなげる。
- どこで何を:職場の近くを少し歩くなど、場所と活動を選ぶ。
- 代案:雨なら屋内で動く時間を取る、といった方法を用意する。
「______の後に、______で______を試す。その日にできなければ、代わりに______をする。」
これは時間と場所を決めるための例です。個別の運動処方でも、週の推奨量を満たす完成した運動計画でもありません。
予定と、実際にしたことを分ける
| 計画・記録すること | 自分に合わせて変える例 |
|---|---|
| 始めるきっかけ | 昼食を終えた後 |
| 場所と、取り組める活動 | 利用できる屋内の場所や近所の経路 |
| 実際にしたこと | 終わったら、何を何分行い、どのくらいきつく感じたかを書く |
| 妨げになったこと | 時間、天候への備え、利用しやすさのうち、変える点を一つ選ぶ |
この表は計画を立てるためのもので、活動目標を満たす一週間分の予定表ではありません。何を行い、どう感じたかを記録してから強度を分類しましょう。長く座る日は、無理なくできる動きを探します。立つことや歩くことが難しい場合は、自分の能力に合う活動を選んでください。

個別の助言が必要なとき
慢性疾患がある場合は、適した活動の種類と量を担当の医療者に相談してください。長く活動していなかった場合や障害がある場合に、高強度の運動を始める前にも確認が必要です。助言が必要だからといって、軽い動きをすべて避けなければならないとは限りません。CDC:医師に相談する場面
新たに胸が痛くなったとき、予定を終えるために我慢して続けないでください。突然始まって続く胸痛、ほかの場所に広がる痛み、発汗・めまい・息苦しさを伴う胸痛は、直ちに救急の助けを求める必要があります。NHS:胸の痛み
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- CDC — 成人の身体活動の概要:成人の有酸素活動と筋力づくりの推奨、短い時間に分ける考え方。
- CDC — 身体活動の強度を測る:会話による確認法と、感じる負担の個人差。
- CDC — 成人の身体活動に含まれるもの:活動の具体例と強度の調整。
- CDC — 成人が身体活動を増やすには:活動の選び方と医療専門職へ相談する場面。
原文の出典確認日:2026年9月8日。暮らしの中の計画例は、指針を説明するために編集部が作成しました。出典と確認の方針は、編集方針をご覧ください。